Relais & Châteauxについて
2008年、ホテル・レストランの
世界的な会員組織、ルレ・エ・シャトーに明神館の加盟が認められました。
厳格な審査をクリアしたホテル・レストランだけが加盟を認められるルレ・エ・シャトー。パリに本部を置き、世界60カ国以上、約530のホテル・レストランが加盟しています。このルレ・エ・シャトーに、2008年、5つの“C”をクリアした本物を提供する日本の旅館として私たち明神館の加盟が認められました。日本でもこの審査を通過したホテル・レストランは多くはなく、世界の高いクオリティを知る方たちに認めていただいた誇りを胸に、これからも明神館にしかできないおもてなしを追求してまいります。
Relais&Châteauxの5つのC
Relais&Châteauxとは?
ルレ・エ・シャトーの歴史は、パリとニースを結ぶ国道7号線上にある8つのオーベルジュのオーナーたちがパートナーシップを結び、1954年に創設した「レ・ルレ・ド・カンパーニュ(田舎の宿)」からスタートしました。その後、「ラ・ルード・デュ・ボヌール(幸福の道)」という名称のキャンペーンを展開し、フランス全土に広がりました。 1956年以降、会員数は8軒から25軒、ついで80軒と発展し、さらに、スペイン、オランダ、ドイツ、オーストリア、スイスのホテルが加盟して、国境を越えた最初のフランスのホテル組織となりました。1960年には初のヨーロッパガイドブックを刊行しました。 1972年、ロアンヌの著名なレストランのオーナーシェフ、ピエール・トロワグロが中心となり、トップ・シェフたちが集まって「ルレ・グルマン」を創設しました。1975年、ルレ・ド・カンパーニュとルレ・グルマンが合併し、ルレ・エ・シャトーが誕生。パリに本部を置き、ホテルとレストランのオーナーが加盟し、自治運営する非営利団体の協会組織として毎年発展し続け、会員は食と旅の世界のベンチマークとなっています。今では、世界60ヶ国以上、530のホテル(レストラン併設が必須)とレストランの加盟が決定しています。 新規加盟は、ホテル・レストランのオーナーの立候補を受け、書類審査、覆面審査の後、理事会で最終決定を行います。毎年全世界のホテル、レストランから多くの申請がありますが、加盟が認められるのはわずか20〜30軒のみ。ただ単に優れた設備やサービスの提供だけでは資格認定されず、ルレ・エ・シャトーの価値基準を共有でき、ユニークな個性をもち、ユニークな体験を提供できるホテル・レストランのみが加盟を認められます。入会後も3年に1度の定期覆面審査が行われ、審査結果によっては警告を経て除名となる場合もあり、会員の高いクオリティーが常に求められます。 ルレ・エ・シャトーは、画一化は求めず、会員の個性を尊重します。世界各国の会員を通じて、その土地の文化、数世紀にわたり培われてきた風土と精神をゲストにお伝えすることこそが、ルレ・エ・シャトーらしさであると考えます。完璧なサービスとその土地の魅力を掌握した料理が奏でるハーモニーによる最良のおもてなしで、ゲストの感性を心地よく揺さぶり、時空間の演出を創造します。